タイヤ電池®って何?

about

タイヤ電池®について

世界初『タイヤ電池®』とは

世界初
『タイヤ電池®』とは

世界初「タイヤ電池®」とは
リサイクル素材および
自然素材の
イオン原料を
使用した製品や商品の総称

使用済みタイヤを熱で分解した残渣物の炭素からは、電極用導電材、電極用活物質(正極材・負極材)、キャパシタ用活性炭、FC金属触媒用担持体などの原料を得ることができます。また、炭素以外の乾留ガスは、重油および天然ガスとして燃料(加工熱源)利用することもできます。

なお、上記素材のうち、電極用活物質の中にはイオン原料(リチウム、ナトリウム、マグネシウム、カリウム、カルシウムなど)が含まれており、蓄電池用電極として活用できます。このイオン原料にも身近なリサイクル素材を役立てることができ、植物燃焼灰(暖炉の灰)や卵の殻、洗剤、温泉源の配管に詰まるスケールなども利用できます。

2017年3月の東京ビッグサイト出展時には、主要イオン原料としてリチウムを活用していましたが、2020年1月からは、ナトリウム、マグネシウム、カリウム、カルシウムを活用しています。

タイヤ電池®に
使われる原料

高付加価値の
リサイクルシステムを
目指す

日本において、使用済みタイヤの年間排出量は、約100万トンあり、そのうちの約60%が製紙工場やセメント工場などの熱エネルギー源などに利用され、約30%は再生ゴムやその他の製品にリサイクルされています。

当社は、高付加価値の素材リサイクルを実施することでアップサイクルを目指しており、残りの5%~10%の使用済みタイヤを「タイヤ電池®」の原料や加工エネルギーに活用することで、資源循環型リサイクルを実現することができます。

廃棄タイヤ

廃棄タイヤ

たまごの殻(Ca正極材)

たまごの殻(Ca正極材)

楠木(Ca&K正極材)

楠木(Ca&K正極材)

タイヤ電池®の
電極素材製造

タイヤ電池®の電極素材製造

電極素材の製造を行う東京炭素工業株式会社の千葉工場には、負極材の電極素材を生産するパイロットプラントがあり、正極材のパイロットプラントも順次設置予定です。千葉工場では、炭素粒径サイズの制御と負極材としての機能を付与する技術と工程を保有しています。

公益財団法人 東京都中小企業振興公社 平成27年度ものづくり企業グループ高度化支援事業 採択

炭化処理炉(連続式)

炭化処理炉(連続式)

一次処理&粒径調整

一次処理&粒径調整

ルネシスラボ内

ルネシスラボ内

タイヤ電池®専用カーボン粉末

タイヤ電池®専用
カーボン粉末

現在の研究結果では、タイヤ重量の約20%が蓄電池の負極材として製造可能です。自動車タイヤ4本の重量が合計で40kgあるとすると、約8kgの負極材と約30%の正極材が製造できます。また導電材や活性炭へと製造構成を変化させれば、数値は変動するものの、電極素材としては、タイヤ重量の30%~50%を活用することができます。

ラミネートパウチセル

ラボでのR&Dは、コインセル試験とラミネートパウチセル試験の両方を行っています。

■「タイヤ電池®」に搭載される素材の例

正極集電体(アルミ箔):正極活物質(物質特許取得済)、正極導電材(単層CNT)
負極集電体(アルミ箔):負極活物質、負極導電材(単層CNT)

ラミネートパウチセル
Contact

お問い合わせ・ご相談

タイヤ電池®についてメールでのお問い合わせは、
こちらからお気軽にお問い合わせください。